民主党政権

菅直人首相が、8月15日にでも発表するのではないかとささやかれていた首相談話の内容が、10日に発表された。
その内容は、まさに噴飯もの。日本の先人達の努力を踏みにじり、当時の国際情勢や朝鮮人の意向を完全に無視し、現在に生きる私たち日本国民と、私たちの子供達の世代に謂われ無き責め苦と重すぎる十字架とを背負わせる、経済効果もマイナス何億、何兆円になるか想像も付かない、まさに言葉のテロ、恐怖政治の産物と言わざるを得ない醜悪な代物だった。

日韓併合100年、首相談話

 本年は、日韓関係にとって大きな節目の年です。

 ちょうど百年前の八月、日韓併合条約が締結され、以後三十六年に及ぶ植民地支配が始まりました。三・一独立運動などの激しい抵抗にも示されたとおり、政治的・軍事的背景の下、当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました。

 私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたいと思います。痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることは出来ないものです。この植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、ここに改めて痛切な反省と心からのお詫(わ)びの気持ちを表明いたします。

(中略)さらに、日本が統治していた期間に朝鮮総督府を経由してもたらされ、日本政府が保管している朝鮮王朝儀軌等の朝鮮半島由来の貴重な図書について、韓国の人々の期待に応えて近くこれらをお渡ししたいと思います。

 日本と韓国は、二千年来の活発な文化の交流や人の往来を通じ、世界に誇る素晴らしい文化と伝統を深く共有しています。さらに、今日の両国の交流は極めて重層的かつ広範多岐にわたり、両国の国民が互いに抱く親近感と友情はかつてないほど強くなっております。
(以下ry)

(2010年8月10日12時09分 読売新聞)
日韓併合100年、首相談話の全文 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

いったい何を言っているのか、想像を絶する。

当時の朝鮮半島は、識字率も低く死亡率は高く、国家体制などもちろん整っておらず、常に周囲の大国の属国になっていた。それを日本は最初独立させようとしたがうまくいかず、朝鮮人の意向により、日本の一部として編入された。

それ以降は、国家予算の半分を費やして朝鮮半島の近代化に尽力し、朝鮮地方の文明、生活レベルは飛躍的に向上した。朝鮮語(ハングル)の教科書を作り、始めて子供達に体系的に朝鮮語の教育を施したのも、日本の作った学校だった。

また、談話では「さらに、日本が統治していた期間に朝鮮総督府を経由してもたらされ、日本政府が保管している朝鮮王朝儀軌等の朝鮮半島由来の貴重な図書について、これらをお渡ししたい」と、まるで日本が文化財を収奪していたかのような印象操作をしているが、朝鮮帝国の文化財の管理はそれはそれは非道いもので、風化したり消失したりしないように、日本はそれらを預かり丁重に管理することにしたものである。

台湾人評論家の、黄文雄は言う。

「韓国併合」と言われるもの本質は、日本の朝鮮植民地化ではなく、日韓の合併だった。戦後の朝鮮人はよく、日帝の植民地略奪」を強調し、日本人も朝鮮では台湾以上に過酷な統治が行われていたと考えがちだが、事実はまったくその逆である。朝鮮では台湾よりも地租が安く、産米も逆ざや制度が取られ、地下資源の経営も中央政府からの補助で支えられ歳出も中央による年平均15~20パーセントの補填で支えられていた。資本投資も台湾より朝鮮の方が大きかった。

そのため二十世紀初頭まで糞尿だらけで世界一不潔な都市といわれていた現ソウルなど、美しい近代的な街に変貌し、半島の人口も倍増した。普通の近代国家なら、国民が国防費を賄うのが義務であり常識だが、朝鮮人からは一銭たりとも徴収しないという特別待遇だった。 

二十世紀の人類史において、当時の朝鮮人ほど、過保護を受けて幸福に暮らしていた民族はない。 飢饉・疫病や戦乱・革命の被害も、自国民同士の朝鮮戦争を除いては、この国の人々の損害は実に小さい。このように韓国は、日本に依存しながら成長した国家なのである。戦後の国作りの成功、OECDの加盟の達成にしても、日米の資本と技術の移転に頼ったからこそだ。
日韓併合の真実

それに対して、この官談話である。いったいいつの時代のどこの国の人の談話なのか、さっぱり理解できない。

そしてこの談話、首相周辺にうごめく一級の売国奴どもが、国民の批判や国会での紛糾を避けるために、密室で準備し、不意打ちで発表した、まさに村山談話の劣化コピーのような談話だった。

推進役となったのは、仙谷氏だった。弁護士出身の仙谷氏は、在日韓国人の権利保護などを手がけた経験があり「日韓間の歴史認識問題にこだわりがある」(首相周辺)とされる。野党時代、仙谷氏が国会で何度も取り上げた「在サハリン韓国人支援」問題は、今回の首相談話にも政府が実施する人道支援として盛り込まれた。

 もう一人、強いこだわりを見せたのは鳩山前首相だ。

 「『韓国の皆さんの意に沿わない形で』という文言を入れたらどうか」

 鳩山氏は10日午後、国会内で記者団に、首相や仙谷氏から談話の文面について数日前に相談を受け、植民地支配をめぐる記述について助言したことを明らかにした。実際、談話には「その意に反して行われた植民地支配」との表現が盛り込まれた。

 鳩山氏は、朝鮮王朝ゆかりの「朝鮮王朝儀軌(ぎき)」の譲渡についても「私が首相の時からの懸案だった」と述べ、談話への明記を後押ししたことをうかがわせた。
日韓併合首相談話、仙谷・鳩山氏が筋書き : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

日本の政治はどうしてこうなってしまったのだろうか?
日本国民の中に取り立てて韓国が大好きだ、とか、土下座したくて仕方ない、とかいう人はそこまで多くないはずだ。そんなことをしたって何ら得るものはない。
しかし、その国民に選ばれた(ということになっている)代議士が、そしてその長たる総理大臣が、こうして反日的・売国的所業を繰り返す。
こうして国民の意に反して行われた売国的首相談話によって、民族の誇りを深く傷付けられた我々一般市民の立場はどうなるのだろうか?

いったいどうしてこうなってしまうのか。

詳細はいずれ改めて書きたいが、話はやはり、戦後にさかのぼる。いや、戦前といってもいいかもしれない。日本は戦争に負けて全てを破壊された。「もはや戦後ではない」と発言した総理もいたが、日本はいまだに戦後なのであり、敗戦ショックとアメリカの支配政策によって年々破壊の度合いは進行しつつある、というべきなのだ。

(櫻木)