時事問題

民主党政権は23年度の1次補正予算の方針を決定したが、そこには驚くべき方針があった。

なんと、これほど未曾有の災害が発生し、停電や自粛の影響で経済へも深刻な影響が懸念される現在の日本国が、この期に及んでまだODAで諸外国に何千億円もバラまこうとしているらしいのだ。

岡田氏主導でODA2割削減。8割は例年通り。

1次補正は最大5兆円 税収増 ODA2割削減 2011.4.7 01:30

政府・民主党は6日、東日本大震災の被災地復旧のために編成する平成23年度1次補正予算案について、最大5兆円規模とする方針を固めた。企業業績の回復などで22年度の税収がさらに最大1兆円程度の増収を見込めることや政府開発援助(ODA)経費の2割削減に加え、復興対策を主目的とする第2次補正予算の編成時期を今年秋に行うことで、当面の復旧対策費を相当程度計上することが可能になったためだ。

※ ODA削減分(約1200億円)

1次補正は最大5兆円 税収増 ODA2割削減 – MSN産経ニュース

岡田幹事長主導で2割削減の方針が打ち出されたそうな。

2割減で1200億円ということは、残り8割のなんと約5000億円もの大金を、ODAに投じようとしているのだ。その中には、あの中国共産党国家への朝貢も含まれていることだろう。(さらにそのうちの何パーセントかは、バックマージンとしていくつかの政治家の懐を潤しているだろうことを私は疑っている。)

原発からは未だ放射能が垂れ流しになり、被災地では明日をも知れぬ生活の人々が沢山いて、避難所設備が整わず、凍死していく老人までいる。未だ行方不明のまま瓦礫の下に放置されている遺体もあれば、見つかった遺体も葬儀すらできずにブルーシートで囲われたままだ。被災地の町並みの復興などは夢のまた夢だ。

この状況でODA。正気の沙汰ではない。5000億円もの大金があったら、それを使って今すぐ原発の対応をせよ! 一軒でも多く仮設住宅を建て、一つでも多く瓦礫を撤去し、一人でも多くの行方不明者を捜せ!

それがこの国難に際して、政府が取るべき正しい姿勢なのではないだろうか。子供でも分かる。補正予算案はそのためにあるのではなかったのか?

外務省「削減なんてとんでもない!ちゃんと全額出せ!」

この「ODA2割削減」に対して、外務省が異を唱えているそうである。

さすがに、こんな情勢下では、まともな判断ができる人もいる。ODAなど全部停止して、今年度は被災地復興に振り分けろ、ということだろう。少し外務省を見直した。

しかし数秒後、私は自分のおめでたさを呪った。

高橋千秋外務副大臣は7日の記者会見で、(略)「日本の国際的地位を維持するためにもODAを通じた国際協力は着実に行うべきだ」と述べ、削減に否定的な考えを示した。そのうえで、134カ国・地域が日本への支援を表明したことを挙げ、「これまでのODAの成果だ」と強調した。

岡田氏は半年前まで外相を務め、在任中には「ODAの絶対量を増やすべきだ」と訴えていた。それだけに「非常時とはいえ本当に外相経験者の言うことか」(外務省幹部)との不満も漏れている。

外務省、岡田氏主導のODA2割削減に反発 各国の震災支援は「ODAの成果」 – MSN産経ニュース

なんと、外務省の売国奴どもは、この期に及んでまだODAを全額出せと言っているのだ。

しかも、諸外国から日本へ支援が集まったのは「ODAの成果だ(キリッ」と来たもんだ。

この期に及んで言うことか。完全に何かが狂っている。売国奴、以外の言葉が出てこない。こいつらの血は何色だ?

(櫻木)