偏向メディア問題

先日の自民党総裁選では、決選投票での逆転という劇的な勝利で、安倍晋三新自民党総裁が誕生した。
現在の日本が政治的、経済的、そして国際的に置かれている状況においては、おそらくは政権交代後の総理を任せるに足る唯一の人材だろう。まずはこの結果を喜びたい。

しかし心穏やかでいられないのはマスコミ各位である。
朝日新聞は、総裁選翌日から社説で派手にネガティブ・キャンペーンを打ち始めた。
野党の党首が決まっただけで、まだ総理になったわけでもないのに、次の民主党の惨敗が予想されているから必死なのだろう。

また、「カツカレー騒動」という珍事も起こった。

きっかけは、関西のローカルTV局のワイドショーでのこんなやりとりだ。

山中アナ:「“カツ”カレーを高級ホテルで食べておりまして。ちょっと写真取らせてもらったんですが。値段が、いくら位すると思いますか?」
スタジオ:「高いでしょ…」「ええとこやし」「1500円」「2000円…2500円」「3000円くらい…」

山中アナ:「あ~、皆さん庶民ですねぇ~。3500円以上するそうです!」
スタジオ:「え!」「は!?」「3500円…」(スタジオ絶句)

山中アナ:「3500円が普通のカレーだそうで、カツを乗っけると特別オーダーでもっと高くなるっていうふうに、ただ値段は今日は隠してるんです、ってボーイさんが」
スタジオ:「誰が払うんやろ…」「ほんまや」
山中アナ:「誰が払うねん、ですねぇ(笑)」
スタジオ:「こんな情報伝えてる番組は他にあんまないでしょう(笑)」

MBS「安倍の今日のお昼は3500円のカツカレー!庶民感覚がない!」 なお鳩山の連日豪華ディナーはスルー | M速

実にくだらない。マスコミお得意の「自民党の政治家の庶民感覚の無さ」批判である。
自民党総裁選で、党首候補が験担ぎでカツカレーを食べる、その会場がニューオータニならそこのレストランから取り寄せるだろう。
そのカツカレーの値段をわざわざ取り上げて大げさに驚いてみせる。実に低級な、金持ち=悪の脊髄反射、もしくは安倍=ボンボンの印象操作と見て取れる。
(そもそも、国の舵取りをする政治家に「庶民感覚」とやらが必要なのだろうか?)

これが批判じゃなくて何なのか?

案の定、放送終了後から大きな批判の声が起こった。

この山中真アナウンサーは、Twitterでこんな釈明をしている。

なんと、本人には批判の意図はなかったというのだ。もしそれが本当なら一層大したものである。彼の頭の中では、政治家が3500円のカレーを食べることは無意識的に揶揄すべきことなのだろうか。(ちなみに、山中アナは「ただ高級ホテルの値段に驚いただけ」と言っているが、実は学生時代にまさにそのニューオータニホテルで配膳のアルバイトをしていたことを過去にブログで書いていたことが判明している)

ところが、一般視聴者側にも、これが「問題ない」と思っている(と表明する人)も見かけるので驚いた。

こ、これが楽しいノリ、なのか…?
「皆さん、庶民ですね~」と嘲ってからの「3500円です!」というドヤ顔。大げさに絶句するスタジオ。さらには「誰が払うんやろ」。
動画でこのやりとりを見てみても、「庶民感覚がない」というセリフこそないものの、これに揶揄、嘲笑、批判のニュアンスが全くないということはできないだろう。

このやりとりが全く問題ない、と思う人は、「マスコミの安倍叩きが始まった!」と怒る人よりも自分の反応に思想的バイアスがかかっていないか、自らを省みたほうがいいと思う。(もしくは地域的バイアスなのか?しかし「大阪だからこれで普通」とか言われてもなぁ…。)

結局人は何を見るにしても、そこに「見たいものを見る」ということなのだろうか。

これはほんの始まりに過ぎない

しかしこれは、確かにそれほど強い批判ではない。いわばジャブ、観測気球のようなものだろう。
マスメディアには、確かにイデオロギー的思想を持って報道、世論を操ろうとする意図を感じるが、それでも商売である。
もし、以前のような安倍叩きをやっても視聴率やスポンサー動向に問題がないと判断すれば、また際限なく調子に乗ってネガティブキャンペーンを展開するだろう。
そうならないためにも、こうした動きの芽は早めに摘み取っておいたほうがいいだろう。場合によっては、ネットやTwitterで批判するだけでなく、電話をかけて苦情をいう、等のアクションを起こす必要も出てくるかもしれない。

フジテレビ・花王不買でも以降、メディアも企業もこうした動きをかなり警戒していると言われている。
メディアには、こうして「庶民」が注視していることをわからせる必要がある。
我々は、もう二度と、漢字の読みだのカップラーメンの値段だの、そうした下らないことで政治の足を引っ張って日本をさらに停滞の泥沼に引きずり込むような、メディアの愚行を許してはならないのだ。

こんな指摘もある。

520 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2011/08/27(土) 10:27:46.23 ID:C/bfK6Rd0
芸スポで業界の中の人が言ってたけど、フジ名義で叩かれるよりも悪事に加担した出演者とか
めざましプロデューサーとか経営陣とか、ツイッターで暴言吐いた馬鹿社員とか、
「個人名名指しで、やったことをできるだけ具体的に広め糾弾される」のが一番現場にこたえるらしいぞ。
生放送の現場は想像以上に緊張するらしく、そこに生活してる日本で
悪事をどんどん広められて恨まれていってるプレッシャーが加わると
怖くてまたごり押しする時に緊張で手が震えるんだとか。
ちなみにネットで叩かれただけでも、ロンブー淳がいいともで噛みまくりのgdgdだったらしい。
デモの効果だけでも鮮明で、8.21当日Mrサンデーで宮根はじめ出演者がデモを無視してるのを意識しまくってて、
序盤目が泳いで番組に集中できてないのが顔に出てたり、
いいとももデモ翌日出演者全員が不自然だったらしいね。相当ビビってるみたいで。
その後日本人タレント使って露骨にごり押しさせるのが殆どなくなった。
個人に標的絞って攻撃したらかなりの打撃を与えられるよ。
小倉もヤクザ肯定発言で翌日目が泳ぎまくりwやっぱり効果覿面。
ごり押し加担の恐怖を植え付けると、口にする時必ず意識してしまって生放送組の現場が機能しなくなる。
日枝の高麗大学表彰とかも口にした方がいい。
ごり押し番組は必ずスタッフロール抜き出して、スタッフフルネームで晒したら、
ネットで悪事と一緒に永久に名前が残るので日本企業への再就職絶望的だね

ちなみにネットではにわかにカツカレーブームがおき、全国各地の学食や社食でカツカレーが売り切れ、ココイチの売上も株価も上昇しているとか。
総裁になっただけでこの経済効果、まさに縁起のいいスタートではないか。

(櫻木)