コラム

『機動戦士ガンダム 戦場の絆』は、ドーム型のフルスクリーン筐体に入ってプレイする、現時点で最高峰のガンダムゲームである。

だいぶ前に先行テストのニュースを見て強烈に惹かれて以来、つい最近まで全くその存在を忘れていたんだけど、つい最近たまたまゲームセンターで見かけて感動してしまい、始めてしまった。1PLAY500円もするのに…。


ドーム型の筐体の中は、フルスクリーンのモニタと操縦桿があり、完全にモビルスーツのコックピットの様相を呈している。それに乗って、しかも店内の他のコックピットに乗っている僚機とインカムを使って交信し(左から回る!援護しろ!)、さらに他の店の敵機と対戦するのだ。

宇宙世紀のMSシミュレーターもこんな感じなのではないか、と思わせるリアリティを投影させることができ、乗るだけでつま先からワクワク物質がせり上がってくる心持ちがする。

しかし、対戦ゲーム全般の宿命で、後発参加組は実力に差がありすぎてとてもつらい。僕がまだ二等兵でザクに乗ってうろうろ走り回っているところを、敵方の左官、将官クラスのパイロットがジム・スナイパー・カスタムで狙撃してきたり、陸戦型ガンダムで襲いかかってきたりするので、ひとたまりもない。大体、大将がMSに乗って前線出撃とかおかしいだろ、常識的に考えて。

しかし、「それはそれで新兵の気持ちが味わえていいじゃない」とTKさんに言われたので、まあ言われてみれば確かにそうかな…と自分を納得させて、今日もザクで出撃することにした。ヘタでも2ゲーム分は遊べるし。(勝っても負けてもプレイ時間が変わらない)
秋葉原の『CLUB SEGA』で動きの未熟なザクを見かけたら、援護してやってください。

(櫻木)