コラム

吉野家の店員が厨房で調子に乗って作った「テラ豚丼」事件、とうとう実行犯のアルバイト店員が処分されたようです。ご愁傷様。あんな動画を自分でアップロードしたら、問題になるのに決まっているだろうに。(テラ豚丼に対抗して、ケン○ッキーゴキブリ揚げのゆとり登場まとめ@wiki

前者は動画サイト、後者はSNSで発覚したわけだけど、こうした知能ダウンの連中が発表して表沙汰になる以外にも、こうした不衛生事件は全国の外食店舗で発生していることと思う。所詮、彼らの意識水準はその程度だからだ。


高校生の頃、サイゼリヤを1~2ランクグレードダウンさせたようなイタリアンの店でアルバイトをしたことがあった。人生初の労働だった。
今にして思うと、その店は完全に崩壊していた。店長は、本社から配属されてきた新入社員の小柄な男だった。当時は気にもとめなかったが、大学を卒業しただけでいきなり「店長」待遇で店に入れられても、ロクに動けるわけもないと思う。

店長は空回りし、アルバイト達は完全にだらけきっていた。接客はおざなりで、まかないには大量の食材をぶちこんだ超大盛りパスタ「まかないスペシャル」を作り、無料で食べていた。本当は「店にあるメニューから選び、7割負担」のはずだが、しかし彼らに全く悪びれた様子はなく、「注文ミスで作ったのを廃棄したことにすればいい」という論拠で数々の裏メニューを作っていた。店長を見送った後、閉店後は掃除もそこそこに、サラダバーからツマミを勝手に調達して、勝手に生ビールを注いで飲みまくっていた。飲まなかったのは僕だけだった。

やがて、さすがに店が機能していないことに気付いた本社から、40歳くらいのやり手の社員がやってきて、新米店長はその男の下に格下げされた。
「まかないスペシャル」を発見した新店長は激怒し、その場で全て廃棄させた。

アルバイト店員の大粛正が始まった。ほとんどの店員はクビにされ、「まあ、当然だな」としたり顔でうなずいていた僕も、共に切られてしまった。10年前の話である。

結局、ろくな徳育教育も受けておらず、店に忠誠心もない10~20代のアルバイト店員なんて、こんなものなのだ。id:kowagariさんのようなバイトリーダーがいたらまた違うかも知れませんけど。まさにテラバイト。(バイトのお話し – おれはおまえのパパじゃない
(また、都心では、「外国人」店員がどんどん増えているので、今後はまた状況も変わってくるかも知れない。いい方か悪い方かはまだわからない)

結論としては、ちゃんとした食事がしたかったら、間違いのないまともな店で食べるか、立ち食いそば屋のように厨房が完全に見えるところにある店で食べるかしたほうがいいってことですかね。

最終的には、自分で作るしかない。これが一番間違いがなく、健康にも良く、金もかからない。味は保証されない。

ただし、野菜や肉の産地すら偽装されている昨今では、それすらも疑わしいのだが…。

(櫻木)