時事問題

実にくだらないニュースである。一体、一国の総理がカップラーメンの値段を知っていたからって、何かいいことあるのだろうか。

答弁する麻生総理

麻生太郎首相は28日、参院外交防衛委員会でカップめん1個の値段を聞かれ「日清食品が最初(「カップヌードル」を)出したときはえらく安かった。今、400円ぐらい?そんなにはしない? いろいろ種類が出ていることは知っている」と答弁に窮した。

質問した民主党の牧山弘恵氏が「170円ぐらい」と指摘すると、首相は苦笑い。
首相は19日に東京・内幸町の帝国ホテルで夕食を取る前に、庶民派ぶりをアピールしようと都内のスーパーを視察したが、カップめんの小売価格は“盲点”となった格好。

痛いニュース(ノ∀`):民主「カップめんの値段は?」→麻生首相「400円くらい?」


民主党やマスコミはこんなんで我々庶民が「やっぱり首相は庶民感覚がない!」「庶民派の民主党ばんざい!」と喜ぶとでも思っているのだろうか? 実におめでたい感覚である。

アサヒ新聞の論調はこうだ。

カップラーメンが1個400円?麻生首相の28日の参院外交防衛委員会での答弁が、出席議員らの苦笑を誘った。連夜のようなホテルのバー通いに批判も出ている首相。庶民の金銭感覚とのギャップを感じさせた。
asahi.com:首相、カップめんは「400円くらい?」 委員会で答弁 – 政治

彼らは、苦笑されてるのが自分だと言う自覚はないんでしょうかね?
いやー、ギャップをひしひしと感じるわ。アサヒと庶民との。
そもそも、年収1000万クラスのマスコミや議員が庶民派のフリして迎合しようとしても見苦しいだけである。そういう意味では彼らにも「庶民感覚」は、ない。カップラーメンを庶民の食事の代表格だと思っているところが、痛い。(だってカップラーメンなんて嗜好品としてしか食べませんよね。自炊したほうが安い。米の値段もカップ麺の値段もタバコの値段も漫画誌の値段も、買わない人には分からない)

で、もっと問題なのは、これが参院外交防衛委員会における質問であるということ。何それ。カップラーメンが外交や防衛となんか関係あるの? バカなの? そりゃ総理も苦笑だよ。こんな質問「じゃあアンタ、少年ジャンプの値段知ってる?」とでも言っておけばいいよ。

大事な審議や委員会の時間を、こういう愚にも付かぬ「人気取りパフォーマンス」で空費する民主党を、国民ははっきりと拒絶すべきだろう。外交、防衛は、反日覇権主義国家、反日軍国主義国家に囲まれている日本にとって、焦眉の急である。こんな幼稚な連中の政治遊びを許していてはいけない。選挙ごっこをしている場合でもない。

(櫻木)