新・自民党総裁の谷垣氏が、靖国神社を参拝したとのことで。
この報道の見出し「谷垣総裁:靖国神社参拝 参院選にらみ遺族会に配慮か」というのが、いかにも毎日らしくていやらしい、うがった見方ではあるんだが、まぁその通りなのだろう。
谷垣総裁:靖国神社参拝 参院選にらみ遺族会に配慮か
自民党の谷垣禎一総裁は19日、東京・九段の靖国神社を秋季例大祭に合わせて参拝した。石原伸晃組織運動本部長も同行した。来年夏の参院選をにらみ、支持団体の日本遺族会に配慮したとみられる。
参拝後、谷垣氏は記者団に「日本の近代史の中で、この前の戦争に限らず亡くなった方がたくさんおられる。その霊をなぐさめる気持ちだ」と語った。谷垣氏は06年の総裁選に立候補した際、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝が外交問題化していたことを踏まえ、首相就任後の参拝自粛を表明した経緯がある。【田所柳子】
『谷垣総裁:靖国神社参拝 参院選にらみ遺族会に配慮か – 毎日jp(毎日新聞)』
何せ彼は、3年前の総裁選では、「公約」として、「中韓に配慮して靖国神社を参拝しない」ということを約束して出馬した経緯がある。さすがに『ハニ垣』とまで言われるくらいで、中共への配慮は天下一品だ。いや、河野には及ばないか。
谷垣氏 靖国参拝自粛を表明 総理出馬の「公約」に
自民党総裁選に出馬の意向を表明している谷垣禎一財務相は
22日午前、靖国神社参拝に関し
「以前から戦略的あいまいさが必要だと言ってきたが、当面は控える」
と述べ、首相に就任した場合には参拝しない考えを表明した。
都内で記者団の質問に答えた。ポスト小泉の有力候補で首相の参拝に理解を示す安倍晋三官房長官との違いを
鮮明にする狙いがあるとみられる。
出馬見送りの福田康夫元官房長官を支持していた勢力を取り込む思惑もありそうだ。谷垣氏はこれまで、小泉純一郎首相の靖国参拝による中国や韓国との
関係悪化への懸念に言及しながら
「総合的判断をする」
と述べ、参拝自粛を示唆するにとどめていたが、姿勢を明確にしたのは初めて。A級戦犯分祀(ぶんし)論に対しては
「靖国神社は宗教法人であり、閣僚として言及すべきでない」
との認識を示した上で、
「(容認派と反対派で決着がつかない)神学論争という面もある」
と指摘した。谷垣氏は27日に総裁選への出馬を正式表明する。
それにしても、与党だったら行かないけど、野党になったら気楽だから行ってみます、ってことなのだろうか。ずいぶんお気楽なことだが、自民党を「与党だと軋轢があるから行かない」というようなフニャフニャ政党にしてしまったのは大衆のせいでもある。
それに、参拝するならしないよりはマシかもしれない。例え人気取りの参拝だとしても、まずは形から整えていくのは大事なことだ。
しかし、それでもやはりこういう発言は看過できないのだった。
谷垣氏は記者団に「日本の近代史の中で、この前の戦争に限らず亡くなった方がたくさんおられる。その霊をなぐさめる気持ちだ」と語った。
靖国神社は、戦争犠牲者を慰める場所ではない。靖国神社に祀られているのは、「戦争でなくなった方」ではなく、近代日本の建国からこんにちまで、日本のために戦った戦士達の御霊である。
「死するとも なほ死するとも 我が魂(たま)よ 永久(とは)にとどまり 御國まもらせ」
と詠んで散っていった英霊たちは、果たして同情されることを願っただろうか?
靖国神社は墓ではない。未来の日本を護るため、矢となり盾となり戦い散っていった英霊の偉業を称え、感謝の念を捧げ、また未来の必勝と平和を祈願するために存在する神社なのだ。
でもこの発言はまぁ評価してもよいと思う。
また、鳩山由紀夫首相が意欲を示す国立追悼施設の建設には「『戦死したら靖国にまつられるんだ』と思って亡くなった方がたくさんいる。その重みはある」と反対の考えを示した。
谷垣氏、秋季例大祭の靖国神社を参拝 自民総裁では3年2カ月ぶり – MSN産経ニュース
(櫻木)
(靖国神社は、戦争犠牲者を慰める場所ではない。靖国神社に祀られているのは、「戦争でなくなった方」ではなく、近代日本の建国からこんにちまで、日本のために戦った戦士達の御霊である。)
本当にその通りです。どんなに時代が変わっても靖国は靖国です。こんな正論を聞くと涙が出ます。
過去の谷垣氏の見解を知っているだけに、このブレは腹立たしいが。朱雀さんの仰るとおり参拝しないよりしたほうがよいですね。でもやっぱり、谷垣氏は尊敬できないです。
自民党に政権を取り戻して欲しいので、総裁、谷垣氏を応援しています。
靖国参拝は日本人の精神性の核心なので、反日などの異論など我関せずで、粛々とされるべきだと思います。
「靖国神社は墓ではない。未来の日本を護るため、矢となり盾となり戦い散っていった英霊の偉業を称え、感謝の念を捧げ、また未来の必勝と平和を祈願するために存在する神社なのだ。」この言葉を心に刻んでおこうと思います。
「谷垣氏は記者団に「日本の近代史の中で、この前の戦争に限らず亡くなった方がたくさんおられる。その霊をなぐさめる気持ちだ」と語った。」←私も安易にこういう言い方をするかもしれないと反省しました。
中国、韓国の内政干渉に振り回される、日本は、いつから、こんなに軟弱になったのでしょうか?と疑問を感じています。
自民党にも色々言いたいことはありますが、民主党より128倍ましですね。
「日本は、いつからこんなに軟弱に」
というならば、やはり戦争に負けてからですね…。戦争に負けると言うことは、本当に辛く哀しいことです。
次にやるときは必ず勝たねばなりません。その前に、はやく「戦後ショック」から真に立ち上がらなければいけないのですが…。