確か、2年位前だったと思う。「ブログの更新頻度と記事の質」という題材のアンケートが話題になった。
結果の詳細を覚えていないので、もし記事の所在が分かる方がいたら教えてほしいのだが、「ブログの更新頻度と、記事の質と、どちらを重視するか」というテーマで、ブログの運営者と読者とそれぞれに質問したものだった。
そのアンケート結果記事は、「読者は、更新頻度が高く、質も高いブログを求めている」という結論だったと記憶している。
そんなの、当たり前ではないか!
そりゃあ誰だって、読むほうは毎日面白いものを読みたいに決まっている。僕だって読むほうに回ったらそうだ。しかし、それは書くほう、送り手になったときにもそうかと言われると困る。そりゃあ、理想としては両立できれば言うことはないのだろうけど、一個人としては、諸事情によりどちらかを犠牲にせざるを得ないときがある。
そんなとき、頻度と質とどちらを優先するかは、ひとえにその人の運営方針や性格、サイトの性質によるものだろうから、どちらがいいとも言えない。
ただ、僕個人としては、多少 質は犠牲にしてでも、「更新すること」自体を大事にしたい。
質が高いけど1ヶ月に1度くらいしか更新されないサイトと、そこそこの記事を毎日2~3回更新するサイトとがあったら、明らかに前者は没落し、後者が成長するはずだ。
まず、更新されないブログは人に忘れられていく。「去るもの日々に疎し」という言葉があるが、たとえアンテナやRSSリーダーに登録していたとしても、1ヶ月、2ヶ月更新されなかったら、肝心のその更新を見落とされる可能性すらある。
それに対して、毎日必ず、あるいは日に何度も更新されるブログがあったら、心理学で言うところの「単純接触効果」によって、サイトへの好感度が上がることが予想される。そして、そのサイトを見ることはいずれその人の習慣になる。
ひとたび習慣になったら、よほどのことがない限り、人はそのサイトを見続ける。言い方は悪いが、よっぽど質の低い(不愉快になるくらいの)記事や、専門的過ぎて全く意味不明な記事を5回連続で書いたりでもしない限り、外されることはないだろう。例えばこの記事は、一度巡回経路に入ったサイトが、どれだけの耐久力を持っているかを逆説的に示す一例だろう。
そんな状況が1年ほど続いたある日のこと。突然、自分の習慣に疑問を感じた。
なぜ、こんなつまらないサイトを毎日見ているのだろう。おもしろかったのは過去の話じゃないか?もはやこんなサイトを巡回しても、時間の無駄なのではないか?
そして、その日を境に巡回を止めた。
(私は如何にして某人気サイトの巡回を止めて2chを愛するようになったか)
というわけで、ここ最近もちょっと怪しい書き飛ばし記事が続いたけど、日々の更新は続けていくのでよろしくお願いします。
別に約束しているわけでなくても、「あのブログに行けば、毎日必ず更新されている」という信頼ができたら、それはブログにとって大きな財産になると思う。経験者は語る。
(櫻木)
やはり、スタイルに依るかなぁ・・・
自身、例えばコメントをつけやすく、話題にしやすいブログの巡回は欠かさないものです。
ところが現状、ミクシやツイッタなどに人が分散してしまって「ウェブサイト」に固執する人間が少ないという問題も。
うーん、なるほど。
朱雀式に足りないのはその辺「コメントしやすさ」「話題性」でしょうかね。かといってなかなか狙って強化できる部分でもないけど。