民主党政権

昨日発表された、新学習指導要領で、島根県の竹島をめぐる領土問題の記述が大きく後退していたことが分かった。
これまでも、「我が国と韓国の間に竹島をめぐって主張に相違がある」などという大変に弱腰の説明だった。

もちろん、ただしくは「我が国の領土である竹島は、韓国によって不法占拠されている」というのが正解である。
(この件については、見解に相違があるとか、韓国には韓国の主張があるとかそういう問題ではなく、北方領土と同じく日本に100%の理がある。よく知らない人はググって歴史的経緯を調べてください)

韓国政府はさすがにそれを自覚しているので、日本がいくら国際司法裁判所で白黒を付けようと誘っても応じない。ただ「実行支配」を続けるのみである。
韓国人は、政府による「愛国教育」によって嘘で洗脳されているので、本心から竹島を韓国領だと思いこんでいる。かわいそうな人たちである。

こんな状況に際しては、日本はただ粛々と己の正当性を国内外に主張し、未来の解決を目指すのが本筋であるのに、「外交的配慮」とやらで、年々竹島は日本から遠くなっていく。
自民党も最近ではどんどん左傾化しており、竹島問題は有効な進展がなかったが、民主党政権になって事態は更に悪化した。それが今回の事件である。

文部科学省は25日、高校の地理歴史の新学習指導要領解説書を公表した。領土問題についての記述で竹島(島根県)を明記せず、昨年、初めて竹島を領土問題として盛り込んだ中学校の指導要領解説書より後退した。川端達夫文科相は「高校では領土問題についての指導要領の表現が簡素化しており、解説書もより客観的で簡素な表現にした」と説明しているが、竹島の領有権を主張する韓国に配慮したと受け取られかねない格好だ。
高校学習指導要領解説書から「竹島」の記述消える 中学解説書から後退  – MSN産経ニュース

「客観的で簡素な表現にした」などと、ものは言いようだが、結局の所は親韓政権の支持を受けて「外交的配慮」を発揮したと言うことだろう。
昨年発表された、中学の学習指導要領では竹島について触れてあったのに、高校でそれがなくなっては全く意味がない。本当に情けない。

川端文科相は「中学の解説で詳しく書いた内容を踏まえて教えてもらうことを願っている」などと希望的観測を述べているが、そんなおめでたい話はない。
今も日本の教育界に多大な影響を行使している反日極左活動集団、『日教組』では、こんな怪気炎を上げていた。

民主党の支持団体である日教組では、傘下の北海道教職員組合が昨年11月、竹島について「韓国の主張が事実にのっとっている」、北方領土について「日本固有の領土式の観点ではなく、アイヌ民族や戦争との関係でとらえさえて考えさせる」などとした資料を各校に配布。領土問題への意識の低さは共通している。
現場に「領土問題軽視」の誤ったメッセージ送る恐れ 北方領土も記述後退 – MSN産経ニュース

韓国の主張「竹島は韓国領で独島」が事実に乗っ取っている、と主張する日本の教職員団体。こんな恐ろしい話はない。てめぇらの国は何色だ!(ケンシロウ)
こんな風に教育された子供がそのまま成長すれば、その子は「韓国の主張が正しい」と思う大人になるだろう。そんな人が大勢を占めるようになり、国会議員や教職に就けば、それはそのまま「事実」として流布される。嘘も百回つけば真になる。「アジア重視」「外交的配慮」などと生ぬるいことをほざいている友愛政権は、目先の1年、2年のことしか考えていない! 政治は理念としては100年後の繁栄まで見越して行うべきであり、教育はまさにその未来の国家経営のベースとなる最重要課題である。
そこにまったく思いが至らず、目先の友愛のためにこんな売国政治を行っているなら救いがたいし、もし小沢が日本をあえて韓国に差しだそうとしているとしたら、その罪は到底許されるものではない。

(櫻木)